■NAS(ネットワークアタッチドストレージ)の使い方? |
数人 (ワークグループ単位) 程度のグループで共有ファイルをエリアを構築するレベルには最適な製品です。
同時アクセスが頻繁に発生しデータのI/Oアクセスが多発する環境には不向きです。 ※1 |
■iSCSI製品の使い方? |
ローカルエリアネットワークは 主にTCP/IP プロトコルを使用しています。 iSCSI は、このLANに SCSI プロトコルを内包させ、IP 化しています。 NAS はファイルシステムをクライアントに提供する技術ですが、iSCSIはLANを介してデバイスそのもの(データブロック) をクライアントに提供します。 |
■IP-SANって? |
ローカルエリアネットワーク上でSCSIプロトコルを使用し、1台のホストから複数台のホストにストレージデバイスを供給する技術です。SCSIプロトコルはIPカプセル化されLAN上を流れるため既存のLAN環境を変更する必要がありませんセキュリティも万全でCHAPなどの認証システムも標準で装備される製品が一般的です。 |
■SAN (FC-SAN) とは? |
ファイルサーバが閉じられたネットワーク内(LAN)に複数台存在した場合は夫々の運用管理コスト、夫々の使用効率、夫々に対する障害への対応などの課題が派生してきます。人的コスト、ハードウェア台数分の管理コストが発生するためTCOを考慮しなければなりません。
ストレージエリアネットワークはストレージデバイスへ夫々ダイレクトに直接書込み/読出しが可能なシステムであり、NASのように1つの経路(帯域)にアクセスが集中し、レスポンスダウンを招いてしまう問題は防ぐことが可能です。
また、複数のストレージデバイスを倫理的にまとめて動的拡張をする、と言った機能も持っており分散したデバイス環境の統合にも威力を発揮することができます。
このようなシステムが必要とする環境は「ファイルエリアへの高いアクセスのレスポンス維持が必要」あるいは、「効率の良いストレージ投資が急務」のようなニーズがあるところです。 |
■FC-SAN + NAS の環境 |
SANのテクノロジコストが低下し、スケーラビリティと可用性の高いストレージソリューションのニーズ高まるにつれ、多くのベンダーはNASの集中化されたファイルサーバの簡素さと、SANのもたらすスケーラビリティと可用性を組み合わせたソリューションに目を向けざるをえなくなっています。FC-SAN+NASとは双方の利点を上手にミックスさせた製品です。 |